2012/09/03:釣り同好会 合宿報告


S君見事に真鯛ゲット

海と夜空が綺麗だった

2012.8.27 

釣り同好会顧問

 今年も釣り同好会「夏合宿」が行なわれた。連日の猛暑にもめげず、「釣堀での真鯛釣り」「仕立て船での五目釣り」ともに楽しく有意義な3日間を過ごせた。ルポでまとめてみよう。

 今回の合宿は、8月22日10時内房線太海駅集合形式で、佐藤部長、松永君は各駅停車のゆったりとした旅であった。顧問は館山廻りで、釣り道具を満載した乗用車を使用して約束時間に落ち合った。昨年は“高速バス”を使用したが、大事を取って列車とした。

 真鯛は手ごわい

 先ずは、定番となっている「太海フラワーセンター内の海釣りコーナー」で、真鯛釣りを行なった。海釣りに慣れていない人には格好の練習であろう。なにしろ、一筋縄では行かない釣りである。真鯛は、エサであるオキアミに針や糸が付いていると、直前でも見切ってしまう。オキアミを喰わせ、針係りまで持っていくためには、色々と仕掛けが必要になってくる。一つは、基本的なことであるが、オキアミを尾のほうから丁寧に刺し、三番目の節で針を出し、糸(ハリス)に対して真っ直ぐになるようにする。それでも、針付きであることがばれる場合が多い。そこで、オキアミを小さく千切って多く撒くことによって、魚たちを興奮させ、誤って針付きのエサを食わせてしまうという作戦である。いわゆるコマセ(撒き餌)釣りである。ここ数年、この作戦が成功し、参加者の多くが真鯛をゲットしていたが、今年は上手くいかなかった。S君が三回掛け、内一匹ゲットしただけに終わった(写真①)。魚が学習したのか、たまたま食い気がなかったのかは分からない。

空がくっきり

 4時に終え、岩井駅まで乗り、民宿「かわな」へ向かった。そこで富永君と合流した。先輩と後輩、顧問がはだかで付き合うのはクラブ合宿の風呂が最高であろう。湯船では世間話に花が咲いた。湯上りで夕食が頂けるのも合宿ならではの贅沢。何時ものように、ご馳走が並んでいた。参加者全てが“魚喰い”であることから、美味しく、全てを平らげた。食後に、海岸を散歩した。今年は珍しくガスが掛かっていなくて、富士山がくっきりと見え、その左側に太陽が沈んでいった。

 8時から花火を楽しむために再び海岸へ出たところ、何組かのパーティーが歓声を上げていた。ところが、たまたま頭上を眺めたら、夏の星座が、天の川を中心に眩いばかりに輝いていて、その美しさにウットリしてしまった。さそり座、へびつかい座、こと座、わし座、はくちょう座などの夏の星座を中心に、秋と春の星座もバッチリ見えた。それぞれの一等星の名前はもちろん、方位(北)の探し方など、さらに調子に乗ってギリシャ神話まで飛び出す始末であった。顧問は、拓高プラネタリウム解説者であった経験から、十数年ぶりに熱く語ってしまった。

 ボルテージが上がったところで、花火に取り掛かった。自称“花火小僧”のM君指導の下、打ち上げ花火の種類から順番を決め、線香花火などの小物も上手に配置し、心地よい夜風とともに火薬の匂いまでも含めて、一大花火大会のドラマを仕上げてしまった。心憎いほどの演出家であって、我々を酔わせてしまった(写真②)。

 釣り日和

 23日、8時から朝食を取った。宿の食事は、豪華な夕食より、朝食の方が思い出に残るらしい。普段のあわただしさとは打って変わり、ゆっくりした中でのご飯は、ご馳走に違いない。9時から、近くの高崎漁港から、仕立て船(徳栄丸)に乗り込んだ(写真③)。この船長は穏やかな人であった。ところが、肝心の魚影が魚探に映らず、最初に予定していたアジのサビキ釣りでは、T君が一匹掛けただけであった(写真④)。船長と相談し、早々に“底狙い”の五目釣りに切り替えた。先ずは、昨年大アマダイを釣った岩井沖の水深40メートル前後を攻めが、定番のトラギス、サクラダイ、ヒメジ、ガンゾウビラメ、ヒメコダイ、ユメカサゴ、ホウボウ、穴ハゼ等“エサ取り”ばかりが先行した。

そんな中、M君が大物を掛けた。竿の曲がり具合から大アマダイが期待されたが、40センチのイトヨリであった(写真⑤)。ピンクの魚体に派手なイエローの帯がとても綺麗な魚であった。次は自分とばかり、60号のオモリを背負ったテンビンに、ハリス3号2メートル二本針仕掛けにオキアミを丁寧に針に付け、投入した。そんな中、T君、S君に強烈なアタリがあったが、横走りするサバであった。M君今度は大アジを連続で釣ってしまった。

さらに、大きなアタリがあり、皆が注目する中で、M君は40数センチあるイトヨリを掛けてしまった。そこで、顧問はT君とS君に釣らせようと、付き切りで指導したが、適わなかった。

12時頃、宿のおにぎりを頂いた。猛暑の中であったが、適度に風があり、水分補給や帽子や濡らしたタオルで身体を冷やしたお陰で、熱中症にはならなかった。それどころか、お腹が空き、おにぎりがこんなに美味いとは思わなかった。食後は、場所替えを頻繁に行なったが、エサ取りばかりで、お目当ての魚は中々食いついては来なかった。S君が準本命である沖メバルを釣り上げただけであった(写真⑥)。未練が残ったが、4時の沖上りを迎えてしまった。

宿に帰り、釣魚を主人に魚を見せたところ、高級魚イトヨリにビックリし、「このサイズだと数千円はするぞ」と、オーバーに褒めてくれた。M君ともども心地よかった。潮風に当たって疲れた身体には、風呂は天国だった。

二日目の夕食はバーベキューだった。野外で、主人に焼いていただいた肉や魚介類、ふりかけ入りのおにぎりと焼そばで、お腹は満腹になった。T君は、後ろ髪引かれる思いで、早々に帰宅した。

 野原を散歩

毎年、最終日は釣りと違ったイベントを用意している。昨年から乗用車が使えないことから、どうしても場所が制限されてしまうのが残念である。そこで、富浦駅に着き、観光案内所で相談したところ、大房岬のホテルの送迎バスに折衝してみてはどうかと言われた。幸い、岬にある自然公園まで乗せてもらえることになった。戦時中、要塞化した岬であったが、戦後解放され、公園として整備されたところである。見晴らし台から、昨日の釣り場である、岩井沖、勝山沖、浮島の海をじっくり見ることができた。さらに、うっそうたる森林から、盛夏を象徴するアブラゼミの声が響き渡り、夏の終わりを告げるツクツクボウシの声は聞こえないことから、まだまだ夏休み真最中であることを感ずることができた。

 最後に、道の駅“とみうら”<枇杷娯楽部>で、各人が持ち帰ることが出来るように、保冷バックを買った。昨夜、民宿の主人が魚を捌いてくださり、保冷剤入りの発砲スチロールの箱に入れておいていただいたので、新鮮そのもので保存されていた魚をお土産にするためであった。

 2時17分、内房線各駅停車で二人は帰って行った。今年も、釣り同好会夏の合宿は成功裏に終えることが出来たと思う。


  • 花火は合宿の華

  • 今年から新しい仕立て船

  • T君サビキ釣りでゲット

  • M君イトヨリゲット

2012/06/20:梅雨晴れの手長エビ 釣り同好会


豊漁ではなかったものの、釣果を手に、ポーズ。計25匹でした。

    

2012.6.18  釣り同好会顧問 

釣り同好会では、毎年この時期に、新入生歓迎手長エビ釣行を行なっています。今年も5名の新入部員を迎えることになり、天気と相談しながら、釣行計画を練っていました。ところが、今は梅雨真最中ということで、中々晴天には恵まれません。天気予報によると、17日は朝の9時位から雨はやみ、晴れてくるということで、急遽、釣行することになりました。
 17日(日)10時、東京メトロ南行徳駅に集合し、徒歩15分の江戸川左岸、今井橋上流の堤防から、手長エビを釣ることになりました。当日は中潮であり、干潮から30分位であったため、河床は干上がっていました。一時間もすれば、潮が満ちてきて、この釣りには好都合となります。その間は、仕掛けのセットや釣り方の練習に費やしました。1.8メートルの竿にエビ1号の小針を使用し、タナを取るための玉ウキとオモリ。至ってシンプルな仕掛けです。エサは赤虫(ユスリカの幼虫)を使用しました。
ところが、「釣りは好きだがエサの虫はどうも」という人が少なからずいます。2年生のM君もその一人でした。1年生のMさんと昨年の経験者である部長のS君は平気でした。練習しているうちに、水かさが増えてきて、あちこちに深みが出来てきました。そこに仕掛けを投入するのです。早速、部長が小さなエビをゲットしました。Mさんは始めて見る手長エビに見とれ、携帯で撮影し、友人に送ると言っていました。そんな感じで始めました。
直ぐ次に、Sさん、M君が釣りました。ポツポツですが、エビが掛かってきたのです。2匹目からは、「ツンツン」と屈伸運動からの独特な引きを楽しめるようになって来ました。「クンクン」と鋭く引くのはハゼやドンコ。引き方で分かります。水面にはボラやセイゴの幼魚が群を作って泳ぎ、時折、大型魚が跳ねたりします。

潮が満ちてきて、昨年大釣りした桟橋付近も釣れるようになってきました。M君が「エビが寄ってくるのがよく見えるため、赤虫を口まで持ってきたところでアワセルと釣ることができる」と興奮気味に言っていました。この釣りの特徴を良く見極めていました。長いハサミで摘んでいる間は釣ることが出来ないのです。ハサミから口にエサが運ばれ、食べているところでないと、100%釣れないのがこの釣りの特徴である訳です。
要領が分かってきたところで大釣りと思っていましたが、今日のエビは機嫌が悪かったのか、アタリも少ないし、中々食い込みませんでした。近くで、同じように釣っていた二人のおじさんも、嘆いていました。それでも、外道を含め、ポツポツと釣れ続きました。
Mさんは、ハゼ、ドンコ、子アユ、手長エビの四目(種類)を釣り、エビも一番の大型と“ツ抜け”を達成しました。男集3人は、彼女の釣りのセンスを見抜き、今流行の“釣りガール”であることを認識しました。ビギナーズラックではなかったのです。
お昼ごろ、霧に包まれていたスカイツリーがはっきり見えるようになってきました。おにぎりやサンドイッチを頂きながら、東京の新名所とディズニーランドにまつわる話に花が咲いていました。話し始めると、学校や友達のことなどが続き、若い人達はおしゃべりが大好きでることを再認識しました。
2時半頃、満潮が近づき、釣り座にも海水が押し寄せてきましたので、お開きとしました。今年も釣り同好会は安泰であることを喜びたいと思います。
 


  • Mさん手長エビをゲット。左手の付け根にエビがいます。

2011/09/03:釣り同好会活動報告3


本番の仕立て船での釣りも楽しく行うことができた。

多彩な釣魚に感激-23年度夏期合宿          2011.8.25 釣り同好会顧問

 今年も8月22〜24日にて、釣り合宿を実施した。参加者は、二年生の富永悟部長、中野哲政君、一年生の佐藤琢磨君、松永一輝君、三年生の岸本磨理朗の5名である。場所は、内房岩井海岸の「サンセット・ビーチイン かわな」を宿とした館山周辺の海域である。例年と違う点は、顧問の乗用車を利用していたのが、世相を繁栄して、バス・電車を利用する様になったことである。多少の不便さはあったものの、本来あるべき高校生の合宿になった。
 当初、猛暑の中での合宿を恐れていたが、秋雨前線の影響で、涼しくはあるものの悪天気になりそうであった。出発当日も、とチュで雨に遭ったが、天気が好転し、釣り堀での練習、本番の仕立て船での釣りも楽しく行う事ができた。また、昨年同様、大アマダイが釣れ、多彩な魚も多数釣れた。順を追ってルポしよう。

出発
 
東京都八重洲口のバス停から、10時10分発高速バス「アクシー号亀田総合病院行き」に乗車した。浜松バスターミナルが始発であることから、時間に遅れないことと座ることができないことを避けるため、30分前に5人とも到着したという。部長からのメールの報告でわかった。途中、雨にあったようだ。

到着
 12時18分、鴨川駅西口に到着した。ここで顧問と合流した。太海駅に行きたいのであるが、内房線のダイヤは1時間に1本であり、次は13時13分である。そこで、駅前の「フローレ鴨川」の食堂で昼食を取ることになった。全員麺類を食べた。部長から、チャーシューの差し入れがあった。

 

フラワーセンター(磯釣り)
 海釣り初心者にとって、釣り堀ではあるが、真鯛やウマズラハギと格闘することは、良い練習になるであろう。釣り堀の魚たちは、釣り人が同じ仕掛けとエサで挑んでくるため、そこで生き抜いているのは、かなりの学習を積んだ輩ばかりになる。つまり、素人が百戦錬磨の相手に挑むようなものである。
 2メートル程の竹竿に、太い糸と目立つヨリモドシ、返しのない大きめの針が付いている。エサはオキアミである。投入すると、真鯛やウマズラハギが集まってくるが、しっかり見切っているのか、針が付いたエサには目もくれない。中にはエサだけを啄むことのできるものもいる。正攻法ではとても勝負にならない。
 2時頃から釣り始めたが、案の定30分程は全くつれなかった。そこで、とっておきの真鯛攻略法を披露した。オキアミを細かくし、撒きエサ(コマセ)としたのである。すると、真鯛もウマズラハギも狂ったように、コマセを啄み始めた。その中に、針付きエサを入れ、だまくらかす訳である。
 さっそくK君が仕掛けたが、喰いが浅いのか直ぐにバレてしまった、今度は、オキアミを横にしたような付け方をして、ヨリモドシを水の中に入れないようにした。直ぐに喰ってきて、めでたく初ゲットとなった。次にT君も掛けたが、やっぱりバレた。魚とケンカをしたからである。オテンバ娘をあやすような竿さばきが必要であろう。K君がまたもや掛けた。今度は余裕の竿さばきでゲット。そんな中、我が道路線のN君が、コマセ効果に頼らず、底にいた真鯛をゲットした。
 続いてT君、K君がゲットした。1時間半が経過したが、初心者のS君、M君には歓声は上がらなかった。そろそろ終了と云うときに、T君が違う場所に移動して再びゲットした。

宿にて
 釣り堀のある太海駅から岩井駅まで1時間以上掛かった。駅から徒歩で宿に向かった。部屋に入り、フロから上がった状態で、夕食を戴くことができた。何時ものごとく、豪華なメニューであった。刺身(真鯛、イナダ、スルメイカ)、海老フライ、サバの竜田揚げ、サザエの壷焼、ムツの煮物、お吸い物、蒸したアサリ、カボチャの煮物、福神漬けであったろうか。部員たちは、猛烈に喰ってくれるメンバーであり、ほとんど残さず平らげてくれた。

花火大会
 合宿には花火が付きものである。夕食後の岩井海岸で、思い切り花火大会を楽しんだ。コンビニで売っている定番2種類であるが、次々に夜空に咲かせてみせた。打ち上げ花火あり、線香花火ありといったところか。変わったところでは、トンボと称するのが面白かった。始め、地面で添加したら、ネズミ花火のようにクルクル回っていた。K君がこうすると飛んで行くと云って、ハネをいじくったところ、見事に飛行した。百メートル程離れたところで、大学のサークルであろうか、男女10数人が同じように花火大会を行っていた。黄色い声にちょっと羨ましさを感じたようである。

中川丸に乗船
 船長と民宿のオヤジさんが、昨年の大アマダイを釣った時の様子を話していた。漁師の荒っぽさが抜けない船長も、にこやかに対応していた、オヤジさんは、生け簀の那珂から取り出したワカシを二匹もらっていた。夕食に出すと云っていた。
 荷物を積み込み乗り込んだ。トモ<船の後ろ>側は一年生、ミヨシ<船の前>には三年生のK君と二年生のT君、N君とした。顧問は主に一年生のメンドを見ながら、前にも気を配ることにした。最初はアジのサビキ釣りである。昨年は"黄金アジ"が一束(百)以上連れたので期待した。最初は、富浦沖の岩礁周りを攻めることになった。ところが、魚探には反応はあるが、食い気が全くなかった。こんな状態が続いたとき、突然大きなアタリ。ソウダガツオが回ってきたのである。早速、ルアーを投入してみたが、こちらには掛かってこなかった。邪魔者が次々と襲うので、アジが全く釣れない。本命がつれないだけならまだ良い。外道が暴れるため、仕掛けが無茶苦茶になるだけでなく、竿の損傷も出てきた。船長はこのポイントを諦め、勝山漁港近くに大きく移動させた。
 海の状態はすこぶる良好であった。ほとんどベタ凪であり、気温も30℃を超えない爽やかさ。弱い南風であったが、心地よかった。沖釣りも初めてで、電車でも酔ったと云っていたM君が心配であった。酔い止め薬を飲み、日陰の釣り座であったためか、酔いの兆候は出ていなかった。
 ここも昨年よく釣れたポイントであった。今年は、小アジではなく、中アジが釣れ始めた。最初はS君であった。初めての本命に、頬も緩んだ。続いて、T君、N君と続いたが、単発であった。S君は沖メバルをダブルでつり上げた。しかし、期待に応えることはできず、アジの大釣りは諦めるより他になかった。
 11時頃、サビキ用のコマセが切れたので、アマダイに切り替えることにした。勇んで、昨年の大アマダイが釣れた浮島周りに移動した、今年は、顧問が気合いを入れて作った、特製仕掛けを使ってもらった。早々に、アタリがあった。外道の定番であるトラギスが掛かってきた。この魚は天ぷらにするととても美味である。その後、5人に次々と色々な魚が掛かってきた。残念ながら全て外道ではあったが、「この魚はなんという魚」「食べられるの」といった会話を交わしていた。毒針のある鬼カサゴやエイが掛かってきて、知らずにさわると大変なことになる。そのため、「知らない魚がかかったら知らせろ」と伝えていたから大変であった。アカボラ、カンゾウヒラメ、ヒメジ、ヒメ、キダイ、カナガシラ。サクラダイと色々な魚が掛かってきて、その度に、顧問は船中をバタバタと移動した。
 浮島周りがぱっとしないので、大きく移動し、富浦沖の水位70メートル位に移動した。1時頃、前触れも無く、M君が突然大アマダイを釣り上げた。魚が釣れているとは思わず、誰かとオマツリしているとばかり思っていたと云っていた。釣った本人ばかりでなく、船長も含めて、全員あっけにとられた。しかし、俄然やる気になった。一投一投、気合いを入れて投入するのであるが、直ぐさま、弱々しいトラギスのアタリが襲ってくるパターンばかりであった。
 沖上がりは2時半となっていた。しかし、本命を釣り上げていない4人は未練タラタラである。さらに、本命を釣り上げたM君は、船酔いどころかやる気満々であった。そこで、延長を申し出て3時半までやることになった。
 しかし次はこなかった。それでも、何某かは釣れてくるので、釣りとしては面白い展開であった。3時半過ぎ、残念ではあったが、満ち足りた気持ちで港に向かった。

バーベキュー
 宿に戻って直ぐに風呂に入った。敢えて日焼け止めを付けないと云っていたT君の肌が痛々しい。付けたはずのS君も、顔面は忘れたのか、真っ赤であった。紫外線防止云々も大切であるが、多少の日焼けは夏休みの勲章であろう。少なくとも、全員船酔いもなく、水分補給もバッチリで、熱中症には縁がなかったことが良かった。体中が火照っていたので、氷菓子がとても美味しかった。
 二日目の夕食は特別メニューでバーベキューが定番である。オヤジさんと大女将が作って下さる、ウインナー、肉、野菜、サザエの壷焼、焼きそばに舌鼓を打った。おにぎりやスイカもたらふく食べた。その喰いっぷりに感心した。

夏の星座と天の川
 懐中電灯で夜の港を照らし出すと、カニやイカ、小魚が見つかる。そこに、ルアーを入れると、反応し釣れてくれることがある。昨年、イカとカニとで戯れた幻想的な時間があった。また、海蛍を採取し、怪しげな光にウットリしたことがあった。今年もやりたかったが、移動手段はなく、津波の危険も排除できなかったので、中止とした。代わって、たまたま空が晴れてきて、夏の星座と天の川が出てきたので、顧問が得意とする「夏の夜空」の観察会となった。都会の空では見えない天の川は幻想的であった。

里見城
 館山城は別名里見城と称せられる。江戸時代の滝沢馬琴作で有名な「南総里見八犬伝」の舞台である。顧問は、高校生の頃、NHKテレビで見た「新八犬伝」の人形劇の方が親しみやすい。館山付近が舞台となっているため、城から遠望できる風景が、人形劇の舞台とダブって面白かった。
 また、昨日の船釣りのポイントも全て見えた。さらに、太平洋戦争当時、海軍の基地であり、独狐鵜の基地であった館山港の話もした。アメリカ軍が上陸した最初の本土でもあると云いう。進級の歴史が詰まった館山を楽しむことができた。釣りとは異質な見学地を体験することによって、釣り同好会の夏期合宿が終了となる。

会計報告

徴収金 20,000円  
釣りパック 12,300円 <一泊三食+仕立て船代>
宿泊費 6,500円 <一泊二食 学生料金>
保険 500円  
花火 522円  
フラワーセンター 980円 <釣り堀代含む>
館山城 175円  
エサ・氷 900円  
飲み物 372円  
22,249円  
差額 2,249円 <釣り同好会にて負担>

 

 

保険を除く経費は全て顧問を含めた6人で割った。但し、今年度から交通費<高速バス4300円+JR1050円=5350円>が変更になり、割高になった。そのため、一人当たりの負担分が交通費を含めると、2万5千円を超えてしまった。恐縮である。

釣り同好会顧問 竹内英二


  • 「ハゼとは違う引きだ」

  • 直ぐに喰ってきて、めでたく初ゲット

  • ソーダガツオ 16匹

  • トラギス 78匹

2011/07/23:釣り同好会活動報告2


ボート屋である伊藤遊船へ行った

今年もハゼの湧きは良好だ
           2011.7.21  釣り同好会顧問

 釣り同好会恒例の「ハゼ釣り」を行った。何時ものように、期末テスト明けの7月14日であった。東京メトロ妙典駅に10時集合で、徒歩10分で江戸川放水路に到着し、ボート屋である伊藤遊船へ行った。平日であるため、釣り客はほとんどいなくて、閑散としていた。3人乗りボート料金4千円とエサのアオイソメ2パック、針、天秤などの小物も買い、占めて5千円程度支払った。
 ポイントまで、店の船外機で引っ張ってもらった。参加した生徒は、1年6組の佐藤君と松永君である。共に、ハゼ釣りは初めてであった。日中、35℃を越えそうな猛暑が予想され、炎天下の釣りということもあり、熱中症には十分気を付けようということであった。幸い、そよ風よりはちょっと強い風が吹いていたが、釣りをするのに支障になるほどの風ではなかった。そのためか、あまり暑さを感じなくてすんだのはラッキーだった。
 早速、リールをセットすべきレクチャーをした。彼らは、こうした釣り具を扱うのも最初であった。少々、戸惑いもあったが、竿のガイドにミチイトを通し、小天秤に2号錘を付け、ハゼ針5号を付けた仕掛けは難なくセットできた。毎回問題になるのは、エサのアオイソメを針に付ける作業である。初心者にとって大きなハードルであろう。今回も、M君は初めて見るミミズより厳ついアオイソメにビックリしていた。さらに、ハサミで小さく切った“塊”も動いていることに、生理的に拒否反応が出てきた。S君は渓流での“アンマ釣り”などに親しんでいたため、違和感はなかったようだ。
ともあれ、仕掛けを投入した直ぐに、アタリがあり、デキハゼ(今年生まれたばかりの幼魚名)が掛かってきた。2人とも釣れたのを見計らって、1.8メートルのノベ竿の用意に掛かった。こ
の竿は、先日の手長エビ釣りでもS君が使用した竿であった。ミチイト1.2号1.8メートル、錘1号を付けたフック付ヨリモドシに、ハゼ針5号を5センチ程度垂らした簡単な仕掛けであった。この竿の方が浅場のハゼには効率的である。
 早速、ブルブルと明確なアタリがあった。そこで合わせてしまうと、“ビックリ合わせ”となり、針掛かりしない。一呼吸おいて、次のアタリを待って、竿をゆっくり上げるぐらいの方が釣れるようである。そのままにしておくと、針を飲み込んで釣れてくることが多くなる。望むらくは、針掛かりする最小時間で、合わせを入れ、手返しよく釣ることが、ハゼ釣りに限らず、小物釣りの極意であろう。
 何匹も釣っていると、その感覚が掴めてくる。釣りそのものが初めてのM君も、その見切りは速かった。次から次に掛かってくる、魚体に比して引きが強く、釣れ上がる愛嬌のあるハゼの姿にすっかり見せてられてしまったようだ。大潮の干潮から始めたので、潮がどんどん増してくるのが、回りの風景からよく分かった。
12時になったので、コンビニで購入したお握りを食べることにした。ボート上で、心地良い風に当たりながらの昼食は乙なものであった。もっとも、お握り片手に、もう一方の手は、しっかり竿を持ち、アタリを待っていたほど熱中していた。近くには、3隻のボートがあった。それぞれは、一人、若いカップル、3人連れの3組であった。釣れているのであろうか。
ハゼ釣りは、秋口の休日にはボートのみならず、“陸っぱり”(岸から釣る人)も多く、特に家族連れで賑わう、風物詩の感がある。日本人の多くは、最初に手にする釣り魚としてハゼが圧倒的に多いのではないだろうか。愛嬌ある姿と棘もなく綺麗な魚体は、万人に愛される釣魚であろう。
 そんなことを思いながら、釣りに夢中になっていた。その間、ボートを漕ぐことも初めてであると云うことから、最初はM君に、後にS君に漕いでもらった。潮が満ちてくると、デキハゼは浅場に移動するため、三か所への移動をおこなった。それでも、ポツポツと釣れているため、飽きないで釣り続けることができた。
 3時に終了することになっていたので、後ろ髪引かれる思いで船着き場へ戻った。店員さんから、「どれだけ釣れたのですか」と聞かれたので、多分130~140匹位と答えた。すると、「数えさせてもらいます」と云われ、本当に一匹ずつ数え始めた。サバ読みをしていたのでは、ちょっと心配したが、142匹であったので、ホッとした。今日は釣り客が少なかったので、ひょっとすると提携新聞の釣り蘭に名前が載るかもしれないと云われた。そこで、云われるままに、代表者の名前を書くことになり、M君とS君とでジャンケンをして、勝ったM君に書いて貰った。
もっとも、翌日のサンスポには、「キス乗り合い」での竿頭名が掲載されていた。束の間の「新聞に載るかも」のドキドキ感も楽しい思い出になった。再び妙典駅まで歩き、3時40分頃解散した。S君、M君、お疲れさま。「終業式にはハゼの唐揚げを部会で味わいましょう」であったが、20日の終業式は、台風6号による大雨・洪水警報により、休校となり、21日に順延された。
 写真は、142匹のハゼを21日の朝に唐揚げにしたものである。食べやすさを重視して、頭を取ったので、量が少なくなってしまったが、釣り同好会部員で美味しく頂いた。「釣って成仏、食べて功徳」を実践できて良かった。


 


  • 伊藤遊船に乗船

  • デキハゼ(今年生まれたばかりの幼魚名)が掛かってきた

  • 142匹のハゼを21日の朝に唐揚げにした

2011/06/09:釣り同好会活動報告1


江戸川今井橋付近の左岸側から釣る

ツンツン引きに夢中    釣り同好会

 

 私たちは、今年も1年6組の佐藤、松永両君が入部し、益々発展する釣り同好会です。例年、新入生歓迎釣行を中間テストの後に、学校生活が落ち着いた6月の初めに行っています。
 6月5日(日)、手長エビを求めて、千葉県の江戸川下流域に出向きました。東京メトロ南行徳駅10時集合でした。顧問が毎日使っている絵来ですが、五日市の砂糖運や新座の2年6組の冨永部長にとっては、"遠足"です。今回は、5名の部員中、この二人が参加しました。
 早速、駅から車で、10分程の江戸川今井橋付近の左岸側から釣る事にしました。堤防から階段を降り、ボートが停留されているところです。
 顧問が創ったハリス2号1.8メートル、錘(ガン玉3B)を付け、その下にハリス0.3号10センチ、手長エビ針2号を付けた簡単な仕掛けです。ウキを付けましたが、アタリを取るというより、障害物に引っかからないように、タナ(エサの位置)を保つためのものです。仕掛けをセットする要領でレクチャーします。簡単そうですが、初心者にとっては手ごわい相手です。特に、1.8メートルの竿先に、道糸を結ぶ方法が独特で、面食らっていました。
 エサはユスリカの幼虫である赤虫です。小さな針にチョン掛けします。投入して直ぐに、ウキが反応しましたが、ここで上げては、100%釣れません。長いハサミでエサを掴んでいるだけで、直ぐに放してしまうからです。少し間を置いて、口まで持って行き、食べたところを見計らってゆっくり上げるのです。すると、エビであることから、屈伸運動をしながら、後ろに移動します。竿を手にしていると、「ツンツン」と心地よい引きが楽しめます。
 部長が上げたところ、その軽快な引きに驚いていました。「ハゼとは違う引きだ」と言っていたように、魚にはそれぞれ独特な引きがあり、そのため、色々な引きを楽しむ釣り人もいれば、ある引きに夢中になるタイプの人もいます。
 さて、各々のポイントを見つけ、戦闘開始です。2本竿を交互に"聞き合わせ"(そっと上げてみる)をして、針掛かりを確認すれば上げ、いない場合はエサの有無を確認し、無いときは新しいエサを付けます。
 この時期は、手長エビの"乗っ込み"(産卵の時期)です。そのために、よく釣れ、食べても美味しいのです。若者は要領を掴むのが早く、次々と大小のエビを釣り上げて行きました。顧問も負けずに、ベテランの味を出しての健闘です。
 この釣り場には先客がいて、挨拶をして釣り始めました。彼らは、常連さんらしく、竿や仕掛けに工夫の跡があり、顧問はしっかり見届け、次回には真似てみようと企んでいました。2時間ほどで、二人は"片手"、顧問は20匹位でした。当日の潮回りは、12時頃が中潮の干潮であり、その頃には川底が現れてきまいsた。そうなると、ポイントが狭くなり、釣れ具合が悪くなってきます。そんな時は焦らずご飯を食べたり、散歩をしたりして、気分を変えることです。コンビニで買ったおにぎりも、快適な天気のもと、心地よい疲れと空腹感も加わり、殊の外、美味しく頂けました。
 お昼頃突然、堤防から2つの大きな鉄管から放水が始まりました。この地域はいわゆる0メートル地帯で、下水はポンプを使わなければ、高い所を流れる川には放出できないのです。予め伝えておいたので、ビックリしなかったものの、下町の一風景でした。遥か遠いところに、少し霞がかかっていましたが、東京スカイツリーがよく見えました。佐藤君は初めて見たと感激していました。
 3時頃から、後半戦です。干上がっていた川底に潮が入ってきました。すると、どこからともなく、エビが動き始め、ポツポツと釣れ始めてきました。二人とも"ツ抜け"(8ツ、9ツ、10)を達成し、さらに和を重ねていったのです。そうこうしている内に、用意していたエサも底を尽き、換えの針も無くなってきましたので、後ろ髪を引かれる思いで、4時半に終了しました。
 エアーポンプ付きのポリタンクに生かしておいたので、帰宅後、ほとんどが元気に跳ね回っていました。数えてみると、78匹でした。彼らは各々20匹くらいでした。佐藤君、富永君お疲れ様でした。このエビは、翌日のお昼時に、唐揚げとして、お互いのクラスで賞味されるでありましょう。


  • 「ハゼとは違う引きだ」

  • 大小のエビを釣り上げ

  • 数えてみると、78匹でした。

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