令和4年10 月30日(日)に法政大学市ヶ谷キャンパスでサステナブル・ブランド国際会議学生招待プログラムStudent Ambassador東日本大会が開催され、本校からは2学年生徒13名が参加しました。
このプログラムは、サステナビリティに関連した最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーやサステナビリティ先進企業で活躍する人たちの講演を聞き、その上で高校生がディスカッションを行い高校生の立場や視点から意見を発表するというものです。
本校生徒も4つのテーマに分かれて、それぞれ「オンワード商事株式会社」「カンタスエアウェイズリミテッド」「積水化学工業株式会社」「JR貨物鉄道株式会社」の方の講演を聞き、ディスカッションやプレゼンテーションを行いました。
初めて出会う他校の高校生との活動に最初は緊張も見られましたが、限られた時間で積極的に活動することができていました。講演者の方々、他校の生徒との関わり、それぞれの活動からたくさんの学びを得ることができ、とてもよい経験をしたようでした。
参加した生徒の感想
「事前に今回の議題が「カーボンニュートラル」だと聞いた時は、それについての基本知識さえも全くなかったので、インターネットなどで調べて知識が増え、環境問題に対する考え方が変わっていきました。しかし理想的な環境問題への対策を理論的には理解しても、そこでいざ自分には何ができるか、企業は何をすべきかという実践的なアイディアを考えると、なかなか浮かびませんでした。プログラム当日は、いくつかの講演を通して外国の環境問題の現状や活動に必要な信念の話なども心に残りました。グループでのディスカッションでは、同じくらいの歳にも関わらず、自分には思い付かなかった考えや自分にはなかった着眼点で物事を見ていて、特に今回のテーマでもある航空会社についてまで調べるという参加者たちの視野の広さには見習いたいものがたくさんありました。そして、最も大きな経験だと思うのは初対面の人たちと短時間で意見を出し合い、まとめ、発表するという経験です。いかに積極的に話しかけ、話し合いを活発化させるかが会議の円滑な進行の鍵であり、尊重しつつも発表で取り上げる意見を取捨選択する力は将来必ず必要になると思います。」
「私はこのプログラムに参加してSDGsを達成するために取り組む人がたくさんいるんだと実感しました。企業は働く人の安全を守りながら、地球環境を今のまま次世代に残していくため、工夫して事業を行っているそうです。学生のうちに、普段なら聞くことのできない話を聞くことができ、とても貴重な経験となりました。私と同じ高校生や大学生でもSDGsについて具体的に活動している人がいることも知りました。そんな人たちとSDGsについて話し合い、同い年でも様々な意見を出せる人、簡潔にまとめて発表できる人がたくさんいて驚きました。大学生はプログラムの運営を支えてくださったのですが、その人たちはSDGsについて考えるサークルで活動していて、社会問題に目を向け、実際に活動していることや、活動への熱意にとても感銘を受けました。これから未来を担っていくのは私たち世代です。今は先達からたくさん刺激を受けて、自ら考え、課題を見つけ、挑戦していきたいです。そうすることで社会をより良くすることができると思います。講演して下さった勝見さんが言われていたように、失敗しても何度もチャレンジできる大人になりたいです。」